残波ゴルフクラブ

こんにちは

明日、10月3日は【かじまやー】で97歳のお祝いです

その【かじまやー】の由来について、

ずーっと昔の話です。

天の神が、人間を造ろうと地上へ降り、土をこねて男女の子供二体の土人形を用意しました。
「明日までに乾かして、魂を吹き込もう。そうしたら生きた人間が生れる」

しかし翌朝、天の神はびっくり！
せっかく造った土人形が壊されてました。
「仕方がない。もう一度造ろう」
そこで、天の神はもう一度人形を造り、天に戻りました。
ところが、また人形が壊されてしまいました。
天の神は大変怒り、「今夜は、壊している者をしかと見届けてやろう」と誰が壊しているのか見張りをすることにしました。

すると、・・・真夜中になると土の中からムクムクと現れて天の神が造った人形を壊そうとしました。
「待て、待て！私の物を勝手に壊すな！」と天の神は止めました。」
土の中から出てきた者が「私は土の神だ。私に断りもなく土でこんなものを造ったのはお前か！！！」
そう言われて、天の神は土の神に詫びるほかありませんでした。
「そうか。それは悪かった。人間というものを造ろうと思って、人形を造ったのだ。もし人間を造ったら、その子供や孫たちが大きくなるまで土を貸してくれないか」
それを聞いた土の神は「97・8年経ったら、あと少しで百年になるよと合図をするから、その時は貸した土を戻すように準備をさせて下さい」
相談がまとまり、天の神は人形を造り、魂を吹き込んで人間を造りました。

それから、男女は成長し子供が生まれ、やがて孫・ひ孫にも恵まれ、そのうち人間が増えたので、天の神が喜んでいました。
しかし、97年目に土の神が人間のもとへやってきて「もう3年したらお前達は元の土へ返すことになっている。天の神との約束で百年だけかしているからね。よいか」と言って去っていきました。

驚いた二人は、天の神のところへ行き助けを求めました。
天の神は「そうであったな。確かに約束はした。」
天の神はしばらく考えた込み、こう言いました。
「そうだ！ワシにいい考えがある。2～5歳くらいの子供に化けたらどうかな」
・・・97年以上生きた人間には、赤いずきんに赤いちゃんちゃんこを着せて、アダンの葉で作ったおもちゃの風車（ｶｼﾞﾏﾔｰ）を持たせ、子供の真似をさせて、子や孫、ひ孫と一緒に歩き、みんなで十字路や三叉路や橋の上で踊らせました。

それを見た土の神は「あれ？？あの二人確か97歳と思ったんだが、まだホンの子供だな」と勘違いし、土へ戻っていきました。

それから、97歳になると土へ返されないようにカジマヤーのお祝いをするようになったとさ。



面白い話ですよね。

これは、うちの上司が毎月だしているチラシに掲載したものです。

いいお話だったので、ブログでも載せてみました。

では、今日という日に感謝して